歴史、音楽、サッカーをテーマに、ヨーロッパ各国とアメリカ各州を歩いた旅の記録です。アジアも少し歩き始めました。

ヨーロッパの旅は、バルセロナやドルトムントなど有力サッカーチームの試合観戦と古代ローマなど西洋史の舞台や遺跡を巡ります。

アメリカ各州の旅は、ポピュラー音楽を楽しみつつ、その歩みや歌詞を手掛かりに、各地の文化、歴史と触れ合います。移民大国、人種のサラダボウルと呼ばれる国、アメリカ。生み出される音楽も実に多種多様です。以下はこの旅で出会った音楽です。

country music (カントリー)、western swing (ウェスタンスウィング)、roots rock (ルーツロック)、southern rock (サザンロック)、pops (ポップス)、bluegrass music (ブルーグラス)、folk music (フォーク)、mountain music (アパラチア山脈の伝統音楽)、blues (ブルーズ)、R&B、soul music (ソウル)、Dixieland jazz (ディキシーランドジャズ)、cajun music (ケイジャン)、zydeco (ザディコ)、minstrelsy (ミンストレルシ)                      (タイトル写真) Pensacola Beach,Florida,USA
     

7/22/2015

36. アメリカのペット事情

- 平成27年7月17日金曜日 13:00


犬や猫を飼いたい時、日米では大きく異なる点がある。

日本では、ペットショップに行って買う事が多い (猫は野良出身も多いが)。生後3ヶ月前後の血統書付きの小型犬が多い値段は10万円〜40万円程度。

ジョージア州では、商品のように買うのではなくadoption(里親縁組)によるのが一般的。ペットショップはあるが、ハムスターや爬虫類を扱っており、犬、猫は売っていない。
地方警察の一組織として、アニマル・コントロールという部署があり、そこへ行けば、捕獲されて飼育されている犬、猫に会える。

なお、警察以外にも、民間の非営利団体が、出会いの場を設けているケースもある。これは日本のペットボランティアと似ている。


犬と猫の違いだが、日本は、狂犬病予防法の関係で、保健所が犬主体に関与している。ジョージア州は、狂犬病というより、動物愛護の観点からだろう、犬と猫の扱いに差が無いようだ。

アニマル・コントロールに行ってみた。



ここには、縁組を待ち望んでいる犬猫たちが多数いた。特徴的なのは小型犬がいなかったこと。家も庭も日本よりスケールの大きいアメリカ。ジョージア州のペット事情もその違いを反映している。また、純血種や血統書を気にする人もあまりいない。洋服のブランドにも殆どこだわらないアメリカ人気質そのものだ。




生後3ヶ月くらいの子猫
黒猫もいる


中型犬の兄弟かな。小型犬は全くいない。
アニマル・コントロールは、ジョージア州法と市郡の条例に基づき、次のことを行っている。犬と猫が併記されている。

・地域の犬、猫のコントロールを行う。
・捕獲された犬、猫の飼育を行う。
・縁組可能な犬、猫たちの飼い主を見つける。
飼い主としての責任についての住民教育。
・望まれない犬、猫の安楽死


里親になる費用は、1頭につき20ドル。
ただし、例外年齢を除き、縁組後30日以内に獣医による不妊手術をさせなければならない。



アニマル・コントロールに来て思ったのは、ここの犬や猫たちは、人間不信に陥っていない事だ。
人間と同じで、育つ環境が悪いと周囲に敵対心や警戒心を剥き出しにするものだが、ここでは、愛情をもって育てられているのが良くわかる。僕が手を伸ばすとゴロンと仰向けになる猫がいとおしい。

家族になりたいよ〜と懸命に態度で示そうとしている姿をみて、そのまま帰るのが忍びなかった。







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