歴史、音楽、サッカーをテーマに、ヨーロッパ各国とアメリカ各州を歩いた旅の記録です。アジアも少し歩き始めました。

ヨーロッパの旅は、バルセロナやドルトムントなど有力サッカーチームの試合観戦と古代ローマなど西洋史の舞台や遺跡を巡ります。

アメリカ各州の旅は、ポピュラー音楽を楽しみつつ、その歩みや歌詞を手掛かりに、各地の文化、歴史と触れ合います。移民大国、人種のサラダボウルと呼ばれる国、アメリカ。生み出される音楽も実に多種多様です。以下はこの旅で出会った音楽です。

country music (カントリー)、western swing (ウェスタンスウィング)、roots rock (ルーツロック)、southern rock (サザンロック)、pops (ポップス)、bluegrass music (ブルーグラス)、folk music (フォーク)、mountain music (アパラチア山脈の伝統音楽)、blues (ブルーズ)、R&B、soul music (ソウル)、Dixieland jazz (ディキシーランドジャズ)、cajun music (ケイジャン)、zydeco (ザディコ)、minstrelsy (ミンストレルシ)                      (タイトル写真) Pensacola Beach,Florida,USA
     

10/23/2010

8.ベローナ 旅のフィナーレ

  - 平成22年9月18日土曜日 14:15

ベローナ

9/18 ベネチアからユーロスターに乗り約1時間、14:00ベローナ着。ベローナ発15:10ミラノ行きのチケットを買い、駅を出る。1時間しかない。タクシーに乗り、ベローナ観光をする事に。気のいいドライバーがにわかガイドも務めてくれた。最初はジュリエットの家 


 
 最近のテレビ番組で、ロミオの家など国王派の家には、屋根の周囲に王冠風の装飾があると言っていた。スカリジェッロ橋(下の写真)にあるような装飾のことだ。
ジュリエットの家には無かったので教皇派だったのだろう。

- 平成22年9月18日土曜日 14:22



円形闘技場(アレーナ)
ここで開催されるベローナ音楽祭は有名。







 ガイドブックによると、この円形闘技場は、ローマのコロッセオより前に完成していたとのこと。コロッセオは1世紀後半だから、ここはイエスの誕生の頃にはあったのか?  ひょっとしたらもう少し前、カエサル(シーザー)の活躍した時代か。長いガリア戦争を終えてアルプスを越えてきた英雄を、ベローナの巨大アレーナが迎えてくれたのだろうか・・・いずれにしても2000年前の建造物がほぼ完全な形で残っているのには驚くしかない。
 
 カエサルがルビコン川を渡った頃、日本は古墳時代。まだ歴史が明らかでない時代なのだ。邪馬台国が登場するのは二世紀より後の話だが、それも定かでない。中国の歴史書を手がかりに、どこにあった国なのか論争になっている。
 
一方ローマは、カエサル自身の書いた「ガリア戦記」が今でも岩波文庫に並んでいる。二世紀には、帝政ローマは繁栄を極め、地中海一帯はもちろん、現在のイングランドやドイツにまで領土を拡張していた。上下水道が整備され、闘技場・大浴場など娯楽施設も設けられ、すべての道はローマに続いた。とにかく、歴史がはっきりしていて、遺跡もリアル。特にナポリ近郊のポンペイには、西暦79年の日常生活がそのまま残っていて、圧倒される。



(追記) このアレーナについて、Wikipediaによると「この闘技場はアウグストゥスの治世(紀元前27年 - 紀元14年)の末期か、あるいは遅くとも紀元後30年頃完成したと考えられているが正確な日時は特定されていない。」とのこと。カエサルの時代に存在していたとしても、建造中ということか。



- 平成22年9月18日土曜日 20:14



アディジェ川とスカリジェロ橋(ベローナ)
ベッキオ城(ベローナ)






















 


 ベローナは、こじんまりとして落着いた街。観光ポイントも集中しているので助かった。


 時間があれば、ヴェネツィアの混雑を避けて、ここに泊まるのも良いと思った。
 ドライバーは簡単な英語なら理解してくれたので、行き先と数字だけをイタリア語で言えば、何とか会話になった。タクシー代は€15。€5をガイド代としてチップにしたら、とても喜んでくれた。






いよいよフィナーレ、ミラノ マルペンサ空港へ急ぐ
15:10 ベローナ発
16:40 ミラノ中央駅着
16:50 M2に乗換え
17:00 カドルナ駅着 土砂降りでタクシーがいない。
17:10 タクシー乗車
17:20 ホテル 着
フィレンツェに出発時に預けたスーツケースを取り、再びタクシーに。
17:28 再びカドルナ駅着。
17:29 マルペンサExpress 出発時間まであと1分。走れ!切符を買う。





17:29に買った切符

17:30 列車が待ってくれる。飛び乗る。間一髪間に合った。
18:20 マルペンサ空港駅に到着し第一ターミナルへ。
18:45 税間に並ぶ
17:00 チェックインが先だった。
17:15 再度税関に並ぶ。機内持ち込みしない場合は、税関でスーツケースを預ける。日本に届くかちょっと不安。
20:20 セキュリティチェック、出国手続き後、リファンドの窓口に並ぶ。なかなか進まず。ようやく終了。搭乗口へ急ぐ。DFで買い物も出来ず搭乗、成田へ。

(リファンドする荷物はできるだけ機内持ち込みにすべきだった。パスポートコントロールを過ぎたら、左手にも税関がある。ここは余り知られていないのか、殆ど並んでいない。)


最後は駆け足になったが、充実した7泊9日の旅だった。   Fine      

10/22/2010

7.ベネツィア


- 平成22年9月17日金曜日



フィレンツェから約2時間。 16:33  ようやくベネツィアのサンタルチア駅に到着。




 
 あーあ 到着がボナセーラの時間になってしまった。ホテルが決まってないので、早速、駅のinfo窓口に並ぶ。週末でホテルもすごく混雑してる様子。雨が激しいがタクシーに乗れないベネツィア。駅の近くを希望。やや高いが橋渡って5分のところに決まって一安心。


 後ろのラテン系のおばさんが『私もそこがいい』と話に割り込んで来る。直接探したが、ホテルが取れないからここに並んだと言う。


貴方日本人?私はアメリカ


アメリカの何処?
フロリダ キーズ
えっ ヘミングウェイのあのキーズ ? ええとこやんか
そうよ。
Keywestにのびる長い橋が有るよね?
ええ 7-mile Bridge の事でしょ


話しが弾む

- 平成22年9月17日金曜日 19:25



  ベネツィア サンタルチア駅で、19:30スタートのゴンドラも予約。相乗りなので安い。と言っても€40 !


  写真はゴンドラ乗り場。サンマルコ広場の一つ手前の船着場にある







- 平成22年9月17日金曜日 19:35

ゴンドラ出発。コスタリカから来たという夫婦と相乗り。仲良さそう。
一人で乗るもんや無いね。
雨が激しくなり、ゴンドラも橋の下で演奏。動画でどうぞ。






- 平成22年9月18日土曜日 10:12


翌朝、水上バスでサンマルコ広場に向かう。結構時間かかるなあ。
天気は今日も雨模様。昨夜よりマシ。
鐘楼をエレベーターで上まで昇ると、絶景が待っていた。

サンマルコ広場の鐘楼より























 キリスト教会は見下ろすと十字架の形になっているというが、サンマルコ教会もそうだ。ただ、縦が長い十字ではなく、縦横ほぼ同じに見える。教会自体もずんぐりした形だ。


サンマルコ教会も 眼下に
   ベネツィア国は、その昔、ギリシャも支配したと言うから、ギリシャ正教の十字を採用したのかもしれない。ギリシャ国旗のような




- 平成22年9月18日土曜日泊まったホテル


シングル€133  ホテルとは思えない外観が魅力


 ホテルのクロークのおじいさん 日本語を知っているという。『だいにっぽん』と発音して「犬日」と書いた。書けるだけでも立派というべきか。
精算の時「部屋でlong distance call  したのでは?」と言う。なんでやねん  iPhone持ってるのに。

 それにしても世界有数の観光地ベネツィア、物価が高い。トイレは€1.5 (フィレンツェ€1)駅Infoのホテル予約手数料€47は高すぎる。週末は、ホテルのレートも急上昇。 
 出発前、カミサンから (フイレンツェを週末にして)「ベネツィアを平日にした方がいい」
「泊まりはベネツィアよりベローナがいいよ」などと言われたが、その意味がよくわかった。




(追記)当日に駅Infoでホテルを探すのはできるだけやめよう。並ぶ時間がムダ、手数料が高い、Wifiが有料かFreeか 部屋で使えるかゼロ階だけか、ホテルの評判など口コミ情報も得られない。ネット予約の方がずっと良いと思う。もちろん、早めに旅程を確定しないとできないけど。




6.フィレンツェ

 
- 平成22年9月16日木曜日 10:18
 サッカーの興奮覚めやらぬまま、翌朝、ミラノ中央駅から9:15発、Frecciarossa(赤い矢)と名付けられたユーロスターに飛び乗りフィレンツェに向かう。
今日はベネチアに行く予定だったが、ウフィッツイ美術館の予約日を勘違いしていたのに気づき、昨夜急遽予定変更した。Frecciarossaの一等車はFree Wifi でテーブルも広く快適。ドリンク付き。向かいのビジネス客はノートPCで仕事している。自分はiPhoneを充電しながら、旅日記を書く。
 スーパーのレシートみたいな紙 (写真) がユーロスターの切符。本来は、飛行機のボーディングパスのようなチケットのはずだけど・・・。



 
 ミラノ中央駅に話は戻る。乗車まで時間がなかったため、切符売り場に並んでいては間に合わない。パスして自動販売機へ。しかし、9:15発のユーロスターはなぜか表示されない。出発間際だからかな。買えないまま、上階のプラットフォームに駆け上がってみる。もちろんFrecciarossa (赤い矢) が停まっている。あと10分で出発。無理かな・・・。
 プラットフォームに赤いミニブースがあるのに気づく。一か八か尋ねると・・・ここでも買えるんだって! ラッキー。チケットは携帯用のミニプリンターで打出してくれる。間に合った!  
  という訳で、写真のような切符になりました。ちなみに指定席の番号はブースのおばちゃんの手書きです。


下の写真は、ボローニャ中央駅   あと一時間でフィレンツェ

































- 平成22年9月16日木曜日 11:05
 フイレンツェ サンタマリア駅に到着したユーロスター。ミラノ⇒フィレンツェ1時間45分とFrecciarossa(赤い矢)の名に恥じない速さ。日本の新幹線とどっちが速いのかな。


- 平成22年9月16日木曜日 11:49 

   早速、駅前から二階建バスでフィレンツェ観光に出発。日本人は乗っていないが、ダイアルを7番に合わせると、日本語の解説。イアーフォンを差す。あれ?中国語やんか!



ブルーのラインが一時間コース €10 レッドラインは24時間乗り降り自由 €22






平成22年9月16日木曜日 12:27

バスはアルノ川を渡り、丘の上にあるミケランジェロ広場に。
フィレンツェが一望できる。
















ミケランジェロ広場より












- 平成22年9月16日木曜日 12:36
案内してくれた観光バス






- 平成22年9月16日木曜日 13.30 

バスは、再びフィレンツェ サンタマリア駅に。駅のインフォメーションで今夜のホテルを探す。Wifi,エアコン付、徒歩10分以内と言ったのだけど、Duomoからこの駅と反対方向に徒歩10分のホテルになってしまった。アルノ川にも遠いなあ。シングルは少ないのかな?
急いでタクシーに乗る。
ホテルにチェックイン後、さっそくDuomoへ 

Duomo (サンタマリア・デル・フィオーレ教会)



Duomoのクーポラ(ドーム型の屋根)登りは、長い列。諦めて、サンタマリア・デル・フィオーレ教会の中に入る。写真はクーポラ内側に描かれた『最後の審判』


 バチカンにあるミケランジェロの名作『最後の審判』は、平面に描かれた壁画だが、ここのは、クーポラの立体的な形状と『最後の審判』により地獄に落ちていく構図とがうまくマッチしている。

 どこの教会か忘れたが、クーポラは「聖母被昇天」のように、天に昇っていく絵にも使われるよね。








- 平成22年9月16日木曜日 17:12

フィレンツェ  アカデミーア美術館




















  ここは、予約してなかったので、列に並ぶ。かなり長い。後ろにアメリカNYから来た老婦人、今から間に合うかしら?と心配そうに僕に聞いてくる。

   "Not sure." としか言いようが無い。18:20にチケット窓口が閉まると言うので、こっちも心配に。
   "Do you have the time?" (何時?) 逆に尋ねると腕時計を見せてくれたが、あれおかしいな?  『まだNY時間のままなのよ』だって。


 この美術館、なぜ人気があるかというと、この婦人も言っていたが、ミケランジェロのダビデ像の本物があるからだ。
 日本でも有名だが、でもダビデとは誰かといわれると、ピンとこない。
 
 
 ダビデは旧約聖書に登場する英雄。紀元前10世紀頃の古代ユダヤ国 (今日のイスラエル辺り) の王である。だからキリスト教の人々にはかなり知られた存在なのだろう。英米ではDavidという名前も多い。





 ダビデ王、ソロモン王と続いた古代ユダヤ国は異民族に滅ばされ、一部の民は、捕虜としてバビロンに幽閉される。その後も復興しないまま古代ローマに支配されることに。


 その後更に2000年近い歳月が流れ、多くの迫害も受けたユダヤ人。しかし、第二次大戦後イスラエル国を建国し、ついにユダヤ国の再建を果たす。何ともドラマチックだ。

「べン・ハー」

 映画「べン・ハー」は古い映画だが、今みても素晴しい作品だと思う。設定は西暦30年前後、ローマ第二代皇帝ティベリウスの時代が中心。ユダヤの地はローマの属州になっていた。
 キリスト教誕生の時代でもある。ローマ人からもユダヤ教からも邪魔物扱いされていたイエス。ユダヤ人である主人公べン・ハーの波瀾万丈のストーリーも面白いが、こうした当時の社会背景も克明に描いている。
 イタリアを深く知るにはキリスト教と古代ローマ史は避けて通れない思うが、歴史の教科書の役割も果たしてくれる大作だ。

- 平成22年9月16日木曜日 18:30
ベッキオ橋に到着

        ベッキオ橋からアルノ川を望む           
『私のお父さん』

 ダビデの後は、アルノ川にかかるベッキオ橋へ。ヨーロッパには、橋の文化があると思う。その中でもベッキオ橋はベネツィアのレアルト橋とともにイタリア代表。宝石店が並び騒々しいので、橋自体はあまり好きではないが、そこからの眺めが素晴しい。夕陽が川面を照らし、何とも言えぬ光景。

 アルノ川が登場する歌といえば『私のお父さん』。プッチーニ作曲のオペラ『ジャンニスキッキ』に登場するアリア。 
『彼と一緒になれないなら、ベッキオ橋に行ってアルノ川に身を投げてしまうわ』娘がお父さんに切々と歌う。

- 平成22年9月17日金曜日 8:29

『Let it be』




  9/17 Fri   8:15開門と同時に、サンマルコ美術館に入場。階段を上がると、いきなりフラアンジェリコの『受胎告知』が迫る。フレスコ画です。大天使とマリア様が向かい合っている。妊娠を告げる。動揺するマリア様に大天使が『Let it be』と諭す。ビートルズのポールが名曲のタイトルに引用したことでも有名。



- 平成22年9月17日金曜日 8:51
 サンマルコ美術館を出ると、8:45。昨夜行ったアカデミーア美術館を通り、Duomo の広場に出ると、丁度9:00 の鐘が鳴る。ウフィッツイ美術館へ急ぐ。9:15 の予約。間に合うだろうか?朝から汗だく。

平成22年9月17日金曜日 9:35

 9:10 ウフィッツイ到着。1、2番入口は既に長蛇の列。何処に行けば?係に尋ねると『opposite sideに行け』3番入口に入る。予約番号を伝え、12ユーロ払い1番から入場。滑り込みセーフ。

 1 時間半かけて館内を一通り回る。
 肝心のダビンチの『受胎告知』が見当たらない。ボッチチェリの『ビーナスの誕生』も見つからず。あれどこやろ?。

ビーナスの誕生
 




 膨大な数の展示。ベッキオ橋を眺めてひと休み。11:30発でベネツィアに行く予定だけど、これは間合いそうも無い。

 係に二回も尋ね、ようやく10 番の部屋に『ビーナスの誕生』と『春(プリマベーラ)』を発見。


















ダビンチの「受胎告知」はその隣の部屋だった。思ったより小さい。マリア様と大天使が向かい合う構図はフラアンジェリコと似ている。服や布の表現に目を奪われる

受胎告知





- 平成22年9月17日金曜日 14:30

 フィレンツェからユーロスターで ベネツィアに向かう。 11:30発に乗る計画だったが、間に合わず。しかも後続が満員。やっと乗れたのは、14:30フィレンツェ発。








10/21/2010

5.ダヴィンチとAC Milan

平成22年9月15日水曜日 10:07

『ダビンチコード』



9/15Wed. 10:00 頃ミラノ、サンタマリアデレグラッツェ教会に着く。
 
写真右側が教会。まず、教会に入り、時間調整。正面に十字架のキリスト像。ステンドグラスは使っていない。















 上の写真が、ダヴィンチ作品のある元食堂。入ると受付がある。元食堂の受付で予約番号を言うと、あっさりチケット(下の写真)を発行してくれた。よかった。
 

予約方法
 予約は代行業者を通さない場合、個人でもインターネット予約が可能。しかし、自分の場合、出発間近だったので、既に空きはなかった。かなり先までも一杯。
 一人分ぐらいなんとかならんかな〜。こうなったら直接交渉や・・・という訳で、日本からこのサンタマリアデレグラッツェ教会の受付センターに直接国際電話した。予約係の女性は英語で対応してくれ、名前、クレジット番号、メールアドレス等を答えて何とか予約にこぎ着けたが、予約番号の桁が長い。聞き違えてないかな〜と実は今日までずっと不安だったのです。





 15分前に集合だと。時間になると案内人が登場。15分間、ダヴィンチの「最後の晩餐」の壁画を見る事ができる。

 画の下にドアがある。このドアを作る際に、壁画に描かれたイエスの足がジャマになるので、壁もろとも壊してしまったらしい。今思うとトンデモナイ話。
 キリストの左隣のヨハネが確かに女に見える。映画『ダビンチコード』では、男のヨハネでなくマグダラのマリアだと異説を展開していたが‥

- 平成22年9月15日水曜日 18:29



夜は、ミラノSanSiroスタジアムに向かう。当日券でAC Milanの試合を観戦する予定。
写真は、ホテル近くから16番のトラムに乗り、更にバスに乗継ぎSanSiroに向かうところ。










- 平成22年9月15日水曜日 20:34



ミラノ SanSiro (サッカースタジアム)
欧州チャンピオンズリーグ 
AC Milan VS Auxerre(仏オセール)を観戦。

20:45kick off    AC Milanのエース、イブラヒモビッチが2ゴール、完封勝ちだ。サポーターはみんな大騒ぎ。ロナウジーニョは2点目をアシストした。








SanSiro(サンシーロ)は、AC MilanとInterのホームグラウンド。
要塞に見える巨大なサッカー専用スタジアム。85,000人収容するらしい。


 スタンドは、赤、オレンジ、緑など、席が色分けされている。オレンジ席をチケットブースで購入。€71 ダフ屋が『俺なら€50』としつこい。
チケットに書かれている2番ゲートから入ろうとすると係員が別の入場口を指す。そこへ行くと今度は2番ゲートに行けだと。どっちやねん!行ったり来たり 焦る。英語が少し通じたのは、さっきのダフ屋だけ。イタリア語では言い返せないし(泣)。

何とか席に着いた時は、もう試合の始まる直前だった。


AC Milan VS Auxerre(仏オセール)のチケット

10/20/2010

4.シチリア島へ

- 平成22年9月13日月曜日 14:30


ミラノマルペンサ空港第二ターミナルから搭乗。第二はローカル空港の雰囲気。飛行機もEasyJetという安易な?名前。座席指定のない飛行機に初めて乗った。『この席、空いてますか?』乗合バス並だ。自分以外に日本人は見かけない。
とにかくシチリア島カターニャ空港に向けTake off.


シチリア島(チェックマークはタオルミーナ)
- 平成22年9月13日月曜日 16:20

ミラノマルペンサ空港から2時間弱でカターニャのベッリーニ空港に到着。 シチリア島だ‼
紀元前ローマVSカルタゴの時代から、幾度となく争奪戦の舞台となった島シチリア。北アフリカへイタリア半島へと、本土上陸には絶好の拠点。太平洋戦争もそうだが、島はいつも戦いの犠牲。
ベッリーニ?オペラ作曲家の?ナポリにもベッリーニ広場があったけど関係あるんかな… 実は、作曲家のベッリーニはカターニャに生まれ、ナポリ音楽院に進学したらしい。イタリアサッカーの一部リーグ、セリエAのカターニャに所属していた森本選手の活躍で、カターニャは日本でもかなり知られるようになった。


下の写真は、カターニャ中央駅
カターニャ ベッリーニ空港からは、長距離バスInterBus でカターニャ市街を経由して、リゾート地タオルミーナに向かう。




カターニャ中央駅


- 平成22年9月13日月曜日 18:30

タオルミーナ到着
カターニャ空港からバスで1.5時間。地中海沿いの幹線道路から、急なジグザグ道を10分車で上った丘の上に目的地タオルミーナの街がある。

タオルミーナの街 丘の上にある

映画『グランブルー』『太陽がいっぱい』


タオルミーナ の中心 ウンべルト通り


日本では、タオルミーナと言えば、映画『グランブルー』。日本人向けツァーは、必ず、映画に登場するレストランに連れて行ってくれる。日本人以外には無視されているらしいが。
自分としては『太陽がいっぱい』かな。主演アランドロンがヨットに乗り、行先を尋ねられるシーン。『タオルミーナ』と一言。昔から海やヨットの似合うリゾート地だったらしい。
上の写真は、タオルミーナ のウンべルト通り。多数のレストランやブティックが並ぶ観光の中心。いわば銀座通りだが、道幅は狭い。 今晩のホテルもこの通りにある。バス停から急な坂道を上ってきたので、足が痛くなってきた。

夕食はホテル近くのガーデンレストランで、シチリア名物Pasta con salde (イワシのパスタ)を食す。









- 平成22年9月14日火曜日 9:30

テアトルグレコ

テアトルグレコ(ギリシャ時代の劇場)


テアトルグレコ



   タオルミーナにある古代ギリシャ時代の劇場遺跡、テアトルグレコ。今もコンサートに使われる。半円形の観覧席はローマのスタイルなので、後にローマ人が増設したのかも。

『アルキメデス』
 シチリア島は、ローマの領土となる前はギリシャの一部だったので、あちこちに当時の建築が残っている。ギリシャ時代の有名人アルキメデスもシチリアの人。



テアトルグレコのステージ側 背景の地中海が美しい






  それにしても、紀元前、ギリシャ時代の建築物がこんな険しい丘の上にあるとは・・驚き。タオルミーナ海岸線と地中海が背景 絶妙の組合せ。
この景色をみるためにミラノから来たようなもの。



- 平成22年9月14日火曜日 15:45
カターニャ空港のレストラン
タオルミーナを後にして、カターニャ空港に戻る。




空港のカフェテリアで好きなメニューを注文。最後に支払う。コーヒーだけは、支払いを済ませてから、カフェコーナーでレシートを提示すると出してくれる。ペンネポモドーロが安くて美味しかった。
キャッシャーがイタリア語で話しかけるので四苦八苦していたら、後ろのイタリア人が英語に通訳してくれた。カターニャは、空港バスのチケット買うにも英語は通じなかった。

シチリアの特産物で大好物なのは、真っ赤な実のオレンジだ。日本では値が高いので、ここで生絞りをしっかり飲みたいところだけど、今はシーズンオフのためか、置いていない。残念・・・。
この赤いオレンジは日本でもblood orangeと呼ぶけど、「血色」のオレンジ とは、なんとも日本人にはしっくりこない表現だ。英語圏では、イエス・キリストの「聖なる血」の如く、血は尊いものという感覚があって、結構平気なのかも知れないけど・・・ちょっと、考え過ぎかな。


- 平成22年9月14日火曜日 20:53
帰りの飛行機 Windjet は18:30カターニャを発ち、ほぼ定刻通りミラノ マルペンサ第2空港に到着。日本でインターネット予約していたが、それにしても€62とは激安。
空港からはマルペンサ急行でカドルナ駅に向かう。
 明日11:00は『最後の晩餐』の予定。Web予約は一杯だったので日本から直接電話したけど、予約番号聞き違えてないかな〜。

昨日はカターニャ行きの搭乗待ちの間に、フィレンツェのウフィッツイ美術館も予約した。予約なしでもなんとかなると決め込んでいたのだが、暇だったので。ところが、最後の晩餐の予約と違い、ウフィッツイは、名前を告げるだけ。自宅Tel e-Mailやカード番号も不問。すぐ予約番号を教えてくれる。これなら日本から国際電話でも損は無い。
但し、予約電話は、フィレンツェの他の美術館と共通番号なので注意。英語2 ⇒その他4をPush⇒ウフィッツイを申込む。

10/19/2010

3.ミラノ観光


- 平成22年9月12日日曜日 8:57



ホテルの通り。ブラタナスの 街路樹。

ホテルは★★★クラスにしては朝食が豪華でつい欲張る。



8時スタートの予定が1時間遅れで、Duomoへ出発。ホテルからメトロの駅に向かう。


日曜日なのでどこへ行ってもお店は殆どクローズ。教会、美術館、博物館などはオープンなので、今日はDuomoを手始めに、ミラノ市内を見物することにしよう。





- 平成22年9月12日日曜日 9:19

Duomoは日曜ミサが始まった。


Duomo







 平成22年9月12日日曜日 9:22



Duomo隣りの有名なガレリア。長さはナポリと同じくらいかな。日曜の朝はひっそり。マクドのみOpen。 





- 平成22年9月12日日曜日 10:23



ガレリアを通り抜けると、オペラの殿堂スカラ座。





スカラ座のファサード




正面にポスターが掲示されている。メゾのリサイタルらしい。  大体は金土は公演、日曜からは舞台稽古というサイクルみたいだ。






- 平成22年9月12日日曜日 10:28



スカラ座の中。昔のポスターが並んでる。肖像画や人物像もたくさん。ミラノだけに、ベートーベンよりロッシーニや指揮者のトスカニーニの方がエライ(大きい)



- 平成22年9月12日日曜日 12:38



昼メシは後回しで、ブレラ美術館に到着。


モンテナポリオーネ、スピーガ通りも歩いて回ったので、くたびれた。Fray(ワイシャツ)の店も通りかかったが、工事中だった。


ブレラ美術館入口



- 平成22年9月12日日曜日 12:40

ブレラ美術館の中庭から撮影。絵は撮れないので少し感想を。全て宗教画だった。中世の絵が殆ど。
ブレラ美術館の中庭から撮影
 カトリック絵画の特徴かも知れないが、マリア様が頻繁に登場する。赤ん坊のイエスを抱く構図が多し。それに東方の三博士が絡んだり、天使がいたり、色々。

 受胎告知の場面もあった。あれ?衆人監視の下で告知されている。大天使がそっと伝えるんとちゃうの。ダビンチの絵を想像するからかな?ウフィッツイ美術館にあるので、そっちの方も早く見たいなと思った。






- 平成22年9月12日日曜日 13:57



ブレラを出て、スフォルチェスコ城に向かう。
城壁が見えて来た。腹減ったよ〜。





- 平成22年9月12日日曜日 14:00

スフォルチェスコ城の広ーい前庭。暑いのに逃げ場がないよ(泣)










- 平成22年9月12日日曜日 14:02






   写真の外壁には、ミラノの君主スフォルツァー家の紋章が見える。名前からして、ゲルマン民族かな?西ローマを崩壊させたゴート族の末裔かも。
   でも、どっかで見たよ〜なデザイン。


ヒント  イタリアの名車



- 平成22年9月12日日曜日 14:04

下の写真、丸い石は砲弾に使われたそう










- 平成22年9月12日日曜日 14:08


                                                       
                                                       

広大なセンピオーネ公園



- 平成22年9月12日日曜日 14:21
メトロで、Duomo駅に戻る。混んでます。












































- 平成22年9月12日日曜日 14:44

Duomo近くのDi Gennaroというピザ屋に飛び込む。生ハムです。€12







- 平成22年9月12日日曜日 15:13
# image: 40-m.jpg
レストラン Di Gennaro  の外観  (ミラノ)


僕のテーブルに持ってきた精算の伝票が€44(◎_◎;)
なんでやねん! 高すぎ。即突き返す
どうも別の伝票だったよう。謝りに来て落着。

日本じゃあり得ない話だが、ピザが安くて大きくて美味しかったから、よしとしよう。





- 平成22年9月12日日曜日 19:53

ミラノのDuomo付近をブラブラ。Diesel 発見。日曜なのに開いてる!

子供から頼まれてたジーパンの品番を伝え€150でゲット。高いGパンやなあ


(追記)後に日本では32000円と知りビックリ。