歴史、音楽、サッカーをテーマに、ヨーロッパ各国とアメリカ各州を歩いた旅の記録です。アジアも少し歩き始めました。

ヨーロッパの旅は、バルセロナやドルトムントなど有力サッカーチームの試合観戦と古代ローマなど西洋史の舞台や遺跡を巡ります。

アメリカ各州の旅は、ポピュラー音楽を楽しみつつ、その歩みや歌詞を手掛かりに、各地の文化、歴史と触れ合います。移民大国、人種のサラダボウルと呼ばれる国、アメリカ。生み出される音楽も実に多種多様です。以下はこの旅で出会った音楽です。

country music (カントリー)、western swing (ウェスタンスウィング)、roots rock (ルーツロック)、southern rock (サザンロック)、pops (ポップス)、bluegrass music (ブルーグラス)、folk music (フォーク)、mountain music (アパラチア山脈の伝統音楽)、blues (ブルーズ)、R&B、soul music (ソウル)、Dixieland jazz (ディキシーランドジャズ)、cajun music (ケイジャン)、zydeco (ザディコ)、minstrelsy (ミンストレルシ)                      (タイトル写真) Pensacola Beach,Florida,USA
     

7/28/2015

44. 帰国へ


7/27/2015 Mon.  16:35

今、ミドルジョージアにて、今回のアメリカ旅日記を書き終えようとしている。

6/24/2015 11:10am 成田発で始まったアメリカ南部への旅もフロリダ一周で全行程を終えた。貴重な経験の数々だった。なによりの収穫は、娘の夫クリスの両親、大勢の親族方々と初めて交流することができたこと。親としてとても安心したし、思い切って来てよかった。


さて、いよいよ明日帰途につく。7/28/2015 朝の便でジョージア州アトランタを発ち、シカゴ・オヘア空港経由で、日本時間7/29午後、成田空港に着く予定だ。

日記を読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。



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7/27/2015

43. ノースバウンド


- 平成27年7月23日木曜日 15:00
エバーグレイズ国立公園からフロリダ市に戻り、遅い昼食を摂る。ここから、夕方混み合うマイアミ方面を避けて、反対側、西海岸を北上する。
タンパのベイエリアまで行ければ、そこで一泊する予定。






エバーグレイズを出たとたん南国特有のスコールに見舞われる。激しいと前が見えないし、一瞬で道路が川になる。沖縄の気候と同じようだ。
アメリカ南部では、小型乗用車ではなく、タイヤが大きく重量のあるトラックのほうが安全。



パンサー横断に注意
エバーグレイズで見られなかった野生のパンサー。数十頭レベルに減り、絶滅寸前らしい。
ただ、この道路はパンサー保護地区に接しているので、注意書きもオーバーではない。

ところで、パンサーとは、ピューマ、クーガーやレオパードと何がどう違うのか、日本語の豹とはどれを指すのか。よくわからない。
Wiki(日本語版)によると、フロリダでいうパンサーとは、フロリダパンサーというフロリダ固有の種で、ピューマの一種だが、豹(ヒョウ)ではないらしい。なんのこっちゃ?? 

フロリダパンサー 豹(ヒョウ)柄ではない
https://en.wikipedia.org/wiki/Florida_panther
映画に出てきたピンクパンサーは豹(ヒョウ)に見えたけど。

突然前方に黒っぽい動物を発見。
フロリダパンサーか!!・・・イノシシの親子だった。

Naplesはもうすぐ

フロリダ西海岸の町ネープルズ(Naples)に着く。Naplesとは、英語でイタリアのナポリ。イタリア移民が多い地域なのだろう。このあたりでイタリアンを食べたいと思ったが、探すのも面倒なので、給油に寄ったコンビニで済ませる。



中央分離帯はワニの出そうな広い沼地




- 平成27年7月23日木曜日 21:30
タンパベイを渡る。
遠くにSt.Petersburgの街明かりが見える


夜、St.Petersburg市とClearwater市のボーダーにあるホテルに宿泊。空港の近くらしく、飛行機の音がうるさい。

St.Petersburgは、日本語でセント・ピーターズバーグ。聖ペテロの町。ロシアにあるザンクト・ペテルブルグという大都市と同名では?




タンパのベイエリア詳細図



- 平成27年7月24日金曜日 10:30
クリアウォーター(Clearwater)のビーチエリアで昼食をとることにする。


クリアウォータービーチの人気シーフード店"Clear Sky"
残念ながら今日はRainy Sky。

味は日本人好み


ところで、クリアウォーターは、その名のとおり、海水の澄んだ美しい白砂のビーチで有名。世界のビーチランキングでもトップを争うらしい。

クリアウォータービーチ


砂の粒子が細かい

タンパのベイエリアはスポーツリゾートでもある。


クリアウォーターは、サツカー日本代表が、昨年のブラジルワールドカップ時に、暑さ対策にと直前合宿した場所。(記者会見はこちら。)

野球の世界でも、ニューヨーク・ヤンキースはタンパでキャンプを張る。
ちなみに、メジャーリーグのタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays、略称:TB)の本拠地は、タンパではなく、隣のセント・ピーターズバーグにあるトロピカーナ・フィールド。元ヤクルトの岩村明憲選手が活躍した。

テニスの錦織選手の所属するIMGアカデミーもベイエリアのBradentonにある。

さて、これでフロリダ一周旅行もファイナル。インターステート75を北上し、今晩中にミドルジョージアに帰ろう。



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7/26/2015

42. 野生のワニが・・


Anhinga trailの出発点、Royal Palm Visitor Centerに着くと、レンジャーによる説明が始まっていた。Anhinga Trail (アンヒンガトレイル)のウォーキング。参加者は15名くらい。






レンジャーは76歳の男性。何でも聞いてくれ。この歳になったら、怖いものは何もないと言って笑わせていた。早速出発。



最初に見た生物は、ワニではなくバッタだった。
でかいし派手な色をしている。


野生のワニを発見
  動画




早速ワニに遭遇。アメリカン・アリゲーターだ。通称gator. 12月〜3月がベストシーズン。春夏は産卵・孵化期。メスは巣に篭っているらしい。

ところでワニには、クロコダイルという種類もあるが、ここにもいるのかと聞いたら、エバーグレイズ内のフラミンゴ地区(フロリダ湾岸)にいるらしい。


カメも大きい




ここも外来種の脅威にさらされている
 淡水魚も日本では見ない大きい魚ばかり。メダカや子ブナはいないのか。チャタヌーガの水族館で予習した、ガーという細長い魚もいるらしい。

上の写真、右下の外来種Tropiaは、ジョージアで白身魚として売られている。食べる気がしないが、駆除に協力しているわけだ。




ガーの細長い魚影


Anhinga Trail周辺
湿地帯といっても、以前チャタヌーガの水族館で展示されていたような、ルイジアナやミシシッピ川流域の未開の沼地とは違い、整備され見通しも良いので、バードウォッチに適している。

フラミンゴ地区へ
エバーグレイズ国立公園内をRoyal Palmから30mile南下。
途中、熱帯林の景色もみられるが、道路は走りやすい。


Flamingo visitor center

エバーグレイズの南端、フラミンゴに到着






フロリダ湾 
対岸は、昨日行ったキーズのはずだが


フロリダ湾は鳥のパラダイス 

 この地の名前の元となったのは、鳥のフラミンゴ。しかし乱獲で数が激減している。もし見かけたら教えてねだって。






このフラミンゴ地区には、アメリカン・クロコダイルが棲んでいる。
アメリカン・アリゲーター(gator)とアメリカン・クロコダイル(croc)の違いについて整理してみる。

ゲーター(gator)
色は黒。上あごしか見えない。
フロリダやミシシッピ川流域の亜熱帯の湿地帯や池に広く生息している。原則として、淡水に棲む。
レンジャーの話では、性格は比較的おとなしいらしい。以前、早朝酔っ払って池に入り、ゲーターに噛み付かれた人がいたそうだ。その時も歯型がついた(・・;)だけで助かったそうだ。ようやるわ。
       
クロク(croc)
色はグレーから緑色。上下のあごが見えるから、迫力満点。
中南米の熱帯のコーストエリアに生息する。フロリダの南端が北限。淡水で見つかることもある。
近くの塩水池にいるらしいが、レンジャーの案内なしで、蚊の攻撃を受けつつクロコダイル探しに行くのはね・・・。








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41. 世界遺産の大湿地帯


- 平成27年7月23日木曜日 9:30


キーウェストへ日帰り旅行しフロリダ市に戻った翌日、フロリダ市に近い世界遺産、エバーグレーズ国立公園(Everglades National Park)に出かけた。

簡単に説明すれば、フロリダ南部に広がる大湿地帯で、南はカリブ海のフロリダ湾に面している。東京都の3倍近い面積。
ワニ、マナティ、パンサーなどの動物、鳥類、淡水魚の楽園である。フラミンゴもいるらしい。ただし、湿地帯面積は著しく減少しており、危険遺産にも登録されている。

Everglades へ向かう道中


ビジターセンターはもうすぐ

アーネスト・コー ビジターセンター



    
蚊の大群にやられるので、強力な虫除けスプレーを買う。日本からキンチョーの防虫スプレーを持ってきたのだが、ここでは全く効果が無いらしい。

アンブル(そぞろ歩き)ツアーがある!


Anhingaという800mくらいのTrailを歩こうと思っていたら、丁度、10:30からミニツアーの表示がある。受付に確認すると、集合場所は、2mile先のRoyal Palm とのこと。あと10分。急いで車を走らせる。
途中にゲートがあり、入場料を払って、公園内に入る。
心配したmosquito levelは"moderate"の表示。
安心していいのかどうか・・・。



湿地帯や沼を表す言葉はいくつかある。
フロリダ州以外にも、ルイジアナ州などアメリカ南部ミシシッピ川の下流域には広大な湿地帯がある。
昔ニューオーリンズに行ったことがあるが、湿地はMarsh、沼はSwamp、淀んだ入江はBayou(バイユー、東京ディズニーランド内のレストランの名前にある)と言ってたはず。
ここEvergladesの湿地は絶えずフロリダ湾に向け流れている。人にはわからない超低速の流れ。この湿地帯はSloughというらしい。上の地図参照。




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40. Key West (キー・ウェスト)



- 平成27年7月22日水曜日 13:00


USAの最南端、キー・ウエストに到着










KeyWest Marina






南部スタイルのファサード
メインストリート(デュバル通り)











特産物はキー・ライム

Ernest Hemingway Home

ヘミングウェイが1930年代に住んだ家。中は記念館になっており、係員が案内するツアーに参加する。巨大なプール付の豪華な邸宅。
彼の愛した猫の子孫がたくさん住み着いている。
















ミニツアーに参加 当時を説明してくれる


ボクシング好きのヘミングウェイは、大きすぎるプールの後方部分を埋め立てて、ボクシング用のフロアにした。ところが、彼の当時妻が、彼が長期出張している間に大金をかけて、元に戻してしまった。



この書斎で名作が生まれた
説明によると、僕が聞き覚えのあるタイトルだけでも、小説「武器よさらば」「誰がために鐘は鳴る」、短編小説「キリマンジャロの雪」はここで執筆された。
1939年彼はここを離れたので、小説「老人と海」(1952年作) はこの地での執筆ではない。
1954年ノーベル賞を受賞した。





a cat on the bed
Find a cat




Sloppy Joe's 

Sloppy Joe's


キーウェスト最古のBar、Sloppy Joe's 

サザンスタイルとカリビアンスタイルの合わさったお店。その歴史は、1933年12月、禁酒法が廃止された時代に遡る。

開店時からヘミングウェイが常連だった。
ヘミングウェイがキーウエストを去った1939年、残した家財や写真の一部が、今もディスプレイされている。



















ヘミングウェイのそっくりさん大会 歴代の優勝者が集う
1899年7月21日に生まれたヘミングウェイ。ちょうど昨日が116回目の誕生日にあたる。
毎年このシーズンは、このBarでヘミングウェイのそっくりさん大会が行われる。今年で35回目らしい。








コンク貝チャウダー
キーズ名産のコンク貝
ボストンやサンフランシスコのクラム・チャウダーと違い、スパイシーなケイジャン・スタイル。


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