歴史、音楽、サッカーをテーマに、ヨーロッパ各国とアメリカ各州を歩いた旅の記録です。アジアも少し歩き始めました。

ヨーロッパの旅は、バルセロナやドルトムントなど有力サッカーチームの試合観戦と古代ローマなど西洋史の舞台や遺跡を巡ります。

アメリカ各州の旅は、ポピュラー音楽を楽しみつつ、その歩みや歌詞を手掛かりに、各地の文化、歴史と触れ合います。移民大国、人種のサラダボウルと呼ばれる国、アメリカ。生み出される音楽も実に多種多様です。以下はこの旅で出会った音楽です。

country music (カントリー)、western swing (ウェスタンスウィング)、roots rock (ルーツロック)、southern rock (サザンロック)、pops (ポップス)、bluegrass music (ブルーグラス)、folk music (フォーク)、mountain music (アパラチア山脈の伝統音楽)、blues (ブルーズ)、R&B、soul music (ソウル)、Dixieland jazz (ディキシーランドジャズ)、cajun music (ケイジャン)、zydeco (ザディコ)、minstrelsy (ミンストレルシ)                      (タイトル写真) Pensacola Beach,Florida,USA
     

7/09/2015

22. Sold 0ut ウェスタン・スウィングを楽しむ

- 平成27年7月6日月曜日 18:45

チャタヌーガを後に、2.5時間運転して、Nashville (ナッシュビル)に到着。
今夜は、 Vince Gillと仲間たちのバンド、Time Jumpersのステージがある
Vince Gillは、グラミー賞も何度か受賞しているナッシュビルの大物カントリーシンガー兼ギタリスト。普段はTime Jumpersではなくて、ソロで活動していることが多い。

でも、まだ一度も来日しておらず、日本では殆ど知られていない。

かなり早めに会場のライブハウスに着いたが、すでにブース席は満席。カウンター席に娘と陣取る。








中央のギタリストがVince Gill

夜9時よりステージが始まる。
前半1時間、30分のブレークを挟んで、後半1時間演奏。

Time Jumpersを聞くのは初めてだけど、音楽のジャンルとしては、カントリーというよりウェスタン・スウィングだ。

ウェスタン・スウィングとは、カントリーにジャズのテイストをミックスしたような音楽。ジャズのように、4ビートでスウィングする曲が多い。でもご覧のとおり、カントリースタイルのバンド編成だし、そのエッセンスは残している。

彼のギターの違いを見てもわかる。普段、ソロ活動ではカントリー音楽定番のフェンダー・テレキャスターを愛用するVinceだけど、このバンドではジャズ、ブルース系のギタリストに多いギブソンのセミアコに持ち替えている。



ギターはギブソンのセミアコ

Amy Grantが飛入り
大詰めになって、Vince夫人のAmy Grantが飛入り。僕も娘もビックリ。
彼女はクリスチャン音楽の歌手として、アメリカでは大変有名。観客はもちろん大喝采だ。

演奏終了後、なんと娘が首尾よくVinceのサインをもらってきた。
背中を押されて僕も向かう。
「日本からきました」とVinceに声をかけたら、"Nice to meet you"といいながら、手を差し出してくれた。握手を交わしサインをもらう。



本当に素晴らしい一夜だった。わずか20ドルでこれだけ充実した音楽が楽しめるアメリカ。羨ましい。



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