カントリー系のシンガーソングライター。歌もうまいが、ギタリストとしても超一流(ここまでは、Vince Gillにも当てはまる表現ですが)。
ギターは、名前と同じペイズリー柄のテレキャスターを愛用。彼のスタジオアルバムには、どこかに必ずそのギターが登場します。
ギターの音色は、カントリー系では珍しく、太く粘り気があります。フェンダー系のアンプでは表現しずらい音色です。ブティック系アンプである"Z" を使用しています。また、彼は手弾きが多く、右手の絶妙なタッチとアクセントも音色に影響しています。
奏法やフレーズはVince Gill のような正統派と比較すると少しクセがあり、他人が真似しづらいBrad Paisley ならではの世界。
多くのヒットナンバーを送り出す作曲家でもありますが、サウンドはカントリーにとどまらず、スウィング、サザンロック風、ブルースやロックンロール調など守備範囲が広く、カントリーアレルギーのロックファンでも馴染みやすいと思います。かく言う私も、Vice Gill →Brad Paisleyの順番で聴いて、この世界に引込まれました。
歌詞も自分の祖父の話から現代社会の問題まで、中々奥深い作品が多いと思います。
アメリカでの人気は絶大です。イケメンなのでコンサートには女性が殺到。一方で中高年まで幅広い層に支持されています。オバマ大統領に呼ばれホワイトハウスでもライブ演奏を披露。今や大御所たちを追い越して、名実ともにカントリー界の頂点に立つシンガーになりました。日本でデビューしていないのは一体何故でしょうか。
動画
では、大ヒットアルバム"American Saturday Night" より、"Water" を聴いてください。
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