- 平成28年2月4日木曜日 11:15
今朝は、ラファイエット(ルイジアナ州)にある楽器店に来ている。
日本人が知っているアメリカのピアノといえば、スタインウェイ(Steinway and Sons)。それ以外は知られていないが、ラファイエットの楽器店には、下の写真のとおり、他のアメリカのピアノが置いてあった。
ピアニストでもある娘の話では、日本のピアノより「重くて柔らかい感じ」で、好きな音だという。
Wm.Knabe and Co (メリーランド州ボルチモア ) |
Mason and Hamlin(ボストン) |
Baldwin(オハイオ州シンシナティ) |
歴史を遡れば、アメリカの鍵盤楽器には、ドイツ移民が貢献してきた(*)。ピアノのスタインウェイ(Steinway)、ウィルヘルム(Wm.Knabe and Co, 写真)、キーボードのウーリッツァー(Wurlitzer)などがそう。
(*) 鍵盤以外でも、ギターの名器、D45やD28で有名なギターメーカー、マーチン(Martin )、リンゴ・スター、ジョー・ボーナム、私(笑) など多くのドラマーに愛される打楽器メーカー、ラディック(Ludwig)などもドイツ系のアメリカンブランド。
しかし現在はどうかというと、日本の楽器メーカーが圧倒している。ルイジアナの小都市ラファイエットでも日本製が目につく。ヤマハ製のピアノは勿論、シンセサイザーなどは殆ど日本製だ。
ちなみに、ヤマハ製ピアノの世界シェアは33%、電子キーボード(エレピ、シンセ)はなんと49%だという(2010年 ヤマハ楽器の公表データ)。
ピアノはカワイ製もあるし、電子キーボードに至っては、他の有力メーカー(カシオ、ローランド、コルグ)を加えると日本メーカーの寡占状態らしい。
質の高さはアメリカでも評価が定着しており、日本車のそれによく例えられている。マーケットシェアは日本車以上だろう。日本の楽器メーカー恐るべし。
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