歴史、音楽、サッカーをテーマに、ヨーロッパ各国とアメリカ各州を歩いた旅の記録です。アジアも少し歩き始めました。

ヨーロッパの旅は、バルセロナやドルトムントなど有力サッカーチームの試合観戦と古代ローマなど西洋史の舞台や遺跡を巡ります。

アメリカ各州の旅は、ポピュラー音楽を楽しみつつ、その歩みや歌詞を手掛かりに、各地の文化、歴史と触れ合います。移民大国、人種のサラダボウルと呼ばれる国、アメリカ。生み出される音楽も実に多種多様です。以下はこの旅で出会った音楽です。

country music (カントリー)、western swing (ウェスタンスウィング)、roots rock (ルーツロック)、southern rock (サザンロック)、pops (ポップス)、bluegrass music (ブルーグラス)、folk music (フォーク)、mountain music (アパラチア山脈の伝統音楽)、blues (ブルーズ)、R&B、soul music (ソウル)、Dixieland jazz (ディキシーランドジャズ)、cajun music (ケイジャン)、zydeco (ザディコ)、minstrelsy (ミンストレルシ)                      (タイトル写真) Pensacola Beach,Florida,USA
     

5/13/2012

8.アルル(南フランス)

- 平成24年5月8日火曜日 11:50

アルル
世界遺産
古代ローマの円形闘技場






  朝、アビニョンのホテルをチェックアウトして、電車でアルルに移動。今日は、終日アルル観光だ。20分くらいで到着。距離は近いが電車の本数は少ない。

   アルル駅前は人気もなく、殺風景。徒歩5分以内で城壁の入口に。ここからが中心部、急に賑やかになる。
   いきなり迎えてくれる遺跡は、この円形闘技場。
ローマのコロッセオより一回り小さいのは当然としても、この田舎町にしては、デカ過ぎるくらい。アーチが美しい。

- 平成24年5月8日火曜日 11:52
アルル
古代ローマ円形闘技場のアリーナ
今も現役だ。闘牛などが開催される。

さてひとまずこのくらいにして、ホテルにチェックインしよう。






- 平成24年5月8日火曜日 12:44
アルル
世界遺産 
古代ローマの劇場





古代ローマの劇場
半円形のひな壇からステージ方向



- 平成24年5月8日火曜日 14:10
アルル
聖トロフィーム教会

マリア様の像や絵が幾つもある。カトリックの教会に違いないが、聖トロフィームとは誰かな?




- 平成24年5月8日火曜日 14:15
アルル
世界遺産
Cryptoportiques de Forum
古代ローマの集会場の地下回廊








BC40年頃に作られた回廊 アルルに残る最も古いローマ遺跡らしい。暗い地下に通路が張り巡らされてる。東京駅の八重洲地下街よりはるかに広い。
BC40年頃はまだローマが共和制の時代。カエサルがブルータスに暗殺された頃だ。


でもアルルまで来て、地下で迷子になりたないわ。早々に戻ることに。

- 平成24年5月8日火曜日 15:13
アルル
世界遺産
コンスタンチヌスのローマ浴場跡






コンスタンチヌスは、以前この日記にも登場した、4世紀始めのローマ皇帝。四頭政治の時代は、ガリア(現在のフランスからドイツ)一帯を統轄してたから、アルルにもその名が残るのは納得。
解説ボードによると、3750平米のうち、今は北側の1/3弱が残るのみ。

- 平成24年5月8日火曜日 15:17
アルル
ゴッホが入院した病院。
 耳を切り落としたりして心を病んでいた頃だ。
ゴッホの絵の風景を再現して残してある。




- 平成24年5月8日火曜日 15:17
アルルを流れるローヌ川

天気が良くないのが残念




- 平成24年5月8日火曜日 15:21
アルル
ゴッホ「夜のカフェテラス」


絵のモデルとはいえ、サラダが€12とはちょっと強気。



広い通りに出た。街路樹の緑が目にまぶしい。



アルル VS アビニョン

 アルルは素朴な田舎町だが、ローマの史跡とゴッホの風景画の二つの楽しみが点在しており、アビニョンより圧倒的に見所が多い。物価もホテルのレートもアビニョンより手ごろ。マルセイユ石鹸もアルルの方が安かった。
 
 ガイドブックなどは、プロバンスの旅の拠点にアビニョンを薦めている事が多い。確かに、パリから南下するルートの場合は、交通の便を優先すれば、ニーム、アルル、エクス等へのアクセスが良いアビニョンが便利。しかし、マルセイユ空港からの場合は、アビニョンにこだわる必要は無い。むしろ、時間に余裕があるならアルル拠点の方が低コストでたっぷり楽しめると思う。今度来るなら、是非そうしたいと思った。

 あと、ポンデュガールは必見。ネットやガイドブックでは、アビニョンやニームから€50〜120の現地ツアーの案内を見かけるが、この日記に書いた通り、路線バス利用ならアビニョンから€3で往復できた





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