歴史、音楽、サッカーをテーマに、ヨーロッパ各国とアメリカ各州を歩いた旅の記録です。アジアも少し歩き始めました。

ヨーロッパの旅は、バルセロナやドルトムントなど有力サッカーチームの試合観戦と古代ローマなど西洋史の舞台や遺跡を巡ります。

アメリカ各州の旅は、ポピュラー音楽を楽しみつつ、その歩みや歌詞を手掛かりに、各地の文化、歴史と触れ合います。移民大国、人種のサラダボウルと呼ばれる国、アメリカ。生み出される音楽も実に多種多様です。以下はこの旅で出会った音楽です。

country music (カントリー)、western swing (ウェスタンスウィング)、roots rock (ルーツロック)、southern rock (サザンロック)、pops (ポップス)、bluegrass music (ブルーグラス)、folk music (フォーク)、mountain music (アパラチア山脈の伝統音楽)、blues (ブルーズ)、R&B、soul music (ソウル)、Dixieland jazz (ディキシーランドジャズ)、cajun music (ケイジャン)、zydeco (ザディコ)、minstrelsy (ミンストレルシ)                      (タイトル写真) Pensacola Beach,Florida,USA
     

10/20/2010

4.シチリア島へ

- 平成22年9月13日月曜日 14:30


ミラノマルペンサ空港第二ターミナルから搭乗。第二はローカル空港の雰囲気。飛行機もEasyJetという安易な?名前。座席指定のない飛行機に初めて乗った。『この席、空いてますか?』乗合バス並だ。自分以外に日本人は見かけない。
とにかくシチリア島カターニャ空港に向けTake off.


シチリア島(チェックマークはタオルミーナ)
- 平成22年9月13日月曜日 16:20

ミラノマルペンサ空港から2時間弱でカターニャのベッリーニ空港に到着。 シチリア島だ‼
紀元前ローマVSカルタゴの時代から、幾度となく争奪戦の舞台となった島シチリア。北アフリカへイタリア半島へと、本土上陸には絶好の拠点。太平洋戦争もそうだが、島はいつも戦いの犠牲。
ベッリーニ?オペラ作曲家の?ナポリにもベッリーニ広場があったけど関係あるんかな… 実は、作曲家のベッリーニはカターニャに生まれ、ナポリ音楽院に進学したらしい。イタリアサッカーの一部リーグ、セリエAのカターニャに所属していた森本選手の活躍で、カターニャは日本でもかなり知られるようになった。


下の写真は、カターニャ中央駅
カターニャ ベッリーニ空港からは、長距離バスInterBus でカターニャ市街を経由して、リゾート地タオルミーナに向かう。




カターニャ中央駅


- 平成22年9月13日月曜日 18:30

タオルミーナ到着
カターニャ空港からバスで1.5時間。地中海沿いの幹線道路から、急なジグザグ道を10分車で上った丘の上に目的地タオルミーナの街がある。

タオルミーナの街 丘の上にある

映画『グランブルー』『太陽がいっぱい』


タオルミーナ の中心 ウンべルト通り


日本では、タオルミーナと言えば、映画『グランブルー』。日本人向けツァーは、必ず、映画に登場するレストランに連れて行ってくれる。日本人以外には無視されているらしいが。
自分としては『太陽がいっぱい』かな。主演アランドロンがヨットに乗り、行先を尋ねられるシーン。『タオルミーナ』と一言。昔から海やヨットの似合うリゾート地だったらしい。
上の写真は、タオルミーナ のウンべルト通り。多数のレストランやブティックが並ぶ観光の中心。いわば銀座通りだが、道幅は狭い。 今晩のホテルもこの通りにある。バス停から急な坂道を上ってきたので、足が痛くなってきた。

夕食はホテル近くのガーデンレストランで、シチリア名物Pasta con salde (イワシのパスタ)を食す。









- 平成22年9月14日火曜日 9:30

テアトルグレコ

テアトルグレコ(ギリシャ時代の劇場)


テアトルグレコ



   タオルミーナにある古代ギリシャ時代の劇場遺跡、テアトルグレコ。今もコンサートに使われる。半円形の観覧席はローマのスタイルなので、後にローマ人が増設したのかも。

『アルキメデス』
 シチリア島は、ローマの領土となる前はギリシャの一部だったので、あちこちに当時の建築が残っている。ギリシャ時代の有名人アルキメデスもシチリアの人。



テアトルグレコのステージ側 背景の地中海が美しい






  それにしても、紀元前、ギリシャ時代の建築物がこんな険しい丘の上にあるとは・・驚き。タオルミーナ海岸線と地中海が背景 絶妙の組合せ。
この景色をみるためにミラノから来たようなもの。



- 平成22年9月14日火曜日 15:45
カターニャ空港のレストラン
タオルミーナを後にして、カターニャ空港に戻る。




空港のカフェテリアで好きなメニューを注文。最後に支払う。コーヒーだけは、支払いを済ませてから、カフェコーナーでレシートを提示すると出してくれる。ペンネポモドーロが安くて美味しかった。
キャッシャーがイタリア語で話しかけるので四苦八苦していたら、後ろのイタリア人が英語に通訳してくれた。カターニャは、空港バスのチケット買うにも英語は通じなかった。

シチリアの特産物で大好物なのは、真っ赤な実のオレンジだ。日本では値が高いので、ここで生絞りをしっかり飲みたいところだけど、今はシーズンオフのためか、置いていない。残念・・・。
この赤いオレンジは日本でもblood orangeと呼ぶけど、「血色」のオレンジ とは、なんとも日本人にはしっくりこない表現だ。英語圏では、イエス・キリストの「聖なる血」の如く、血は尊いものという感覚があって、結構平気なのかも知れないけど・・・ちょっと、考え過ぎかな。


- 平成22年9月14日火曜日 20:53
帰りの飛行機 Windjet は18:30カターニャを発ち、ほぼ定刻通りミラノ マルペンサ第2空港に到着。日本でインターネット予約していたが、それにしても€62とは激安。
空港からはマルペンサ急行でカドルナ駅に向かう。
 明日11:00は『最後の晩餐』の予定。Web予約は一杯だったので日本から直接電話したけど、予約番号聞き違えてないかな〜。

昨日はカターニャ行きの搭乗待ちの間に、フィレンツェのウフィッツイ美術館も予約した。予約なしでもなんとかなると決め込んでいたのだが、暇だったので。ところが、最後の晩餐の予約と違い、ウフィッツイは、名前を告げるだけ。自宅Tel e-Mailやカード番号も不問。すぐ予約番号を教えてくれる。これなら日本から国際電話でも損は無い。
但し、予約電話は、フィレンツェの他の美術館と共通番号なので注意。英語2 ⇒その他4をPush⇒ウフィッツイを申込む。

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